黒魔女観測録

黒魔女の観測はしません

読書感想文「イノチノアカリ」

書きたいように書きます

 

まるで歴史書を紐解いているような、今まさに人類史の一旦を見ているかのようなそういった達成感のある物語でした。読み終えてすぐ眠るように死んだので確かそんな記憶

作者の前完結作「終末に抗ってみよう」とは違い、序盤から意図した秘密の少ない(先の見通しやすい)作品に感じました。読みやすかったです

前々から「1を聞こうと思った途端9までを返してくれる文章」を書く人だったんですけど、今回は9.5とか9.8くらい教えてくれてました

 

感想終わり。…感想か?ともあれ、読ませてくれてありがとう。”面白かったです”

 

読んでる時の話

ずっと、澄んだ水が流れていました。音は鳴りませんでした

海。川

進化とは成長とは。これは

 

洞、河。海

 

地下水路、滝、湖・・・ 水音が止まって木琴が1つ鳴りました。途端、堰き止めていた何かが崩落したかのように一斉に音が降り注ぎました。音は瓦礫の様に積み上がり、叩いても音は鳴りません

 

街、蔵。牢、

水音も音も失われました。凍ったまま

 

木々、草原。砂漠

音が鳴りました

吹き荒ぶ風に愚かな隔壁は毟り取られ「あぁ、この男こそが作者なのだ」と思い知らされました

 

城、河、海。

音に溢れ、明瞭に見えました。奔流にのまれる

 

街、天。

そんなん気付くわけないだろ!!!!!!!!!!!!!!!(2週目の僕)

 

おわり